誤解を恐れずにいうならば、
出版物・広報誌などのエディトリアルデザインには、
ある程度法則があります。
わたしたちは、それらのいくつかに、
たとえば、グラフィックにおける重力の法則、
熱力学の法則などと勝手に名前をつけています。
これらは、レイアウトデザインの定石とも言えるもの。
技はたくさん知っておいた方がいいに違いありませんが、
それに頼りすぎると、ワンパターンという泥沼に陥ります。
型にはめることを知ったうえで、型をくずすという冒険心は、
デザイン表現の幅をひろげるうえでとても大切なこと。
そんなときは、たとえば自然を眺めてみたりもします。
自然は、わたしたちに多くのことを教えてくれます。
秩序とカオスのバランス、色の配色、
必然と偶然のからみあい…。
そしてまた新しい自分の型を生みだすことができるのです。
つくっては壊し、壊してはつくり…。
その先に何が見えるのか、
楽しみに探していきたいと思っています。
情報の意味を正確にとらえ、伝え方を考えること。
出版物・広報誌などのエディトリアルデザインでは、
それがいちばん大切です。
たくさんある写真材料のすべてを使うのか、
あるいはたった1点だけを大きく使うのか、
その情報の価値と、伝えたいメッセージの
本質を抜き出す必要があります。
写真や原稿などの材料が素晴らしければ、
素材の良さをそのまま生かすでしょう。
もしも素材が凡庸なら、ソースや調味料をたくさん使って
味つけしたり、盛りつけを工夫したりするでしょう。
その意味において、雑誌・PR誌・広報誌などの
エディトリアルデザインは、料理にとても似ています。
出版社発行の雑誌・情報誌のエディトリアルデザイン、書籍デザイン制作、フリーペーパーデザイン、PR誌・ピーアール誌のデザイン制作、広報誌デザイン、広報紙デザイン制作など、出版・広報に関わるエディトリアルデザインを行っています。三重県内をはじめ全国からご依頼受付中。